top of page
真珠をこの世に生み出した男『御木本幸吉(みきもとこうきち)』
御木本 幸吉
アコヤ真珠の養殖事業に取り組み、1983年明治26年、半円真珠養殖に成功、そして、真円(まんまる)真珠の成功は1905年でした。この成功まで36年の歳月を要しました。もう一つ決定的な出来事は、ヨーロッパの宝石商たちから、ミキモトの養殖真珠(カルチャードパール)はニセモノだと排除されました。しかし、幸吉は仲間と共に裁判に訴えました。そして、1924年(大正13年)5/24、パリ裁判で勝訴しました。
このことで、日本の養殖技術が世界に認められ、新しい時代がスタートしました。この御木本幸吉の技術は南洋白蝶パールの養殖に取り組んでいた藤田輔世(1878〜1931)につながり、1927年(昭和2年)世界で初めて南洋白蝶パールの養殖に成功します。藤田さんの成功の裏には三菱財閥の4代目頭主岩崎小弥太(1879〜1945)の絶大な資金援助がありました。
写真提供/ミキモト真珠島 参考文献/『幸吉八方ころがし一真珠王・御木本幸吉の生涯』 永井龍男 著(文春文庫)
「ミキモト真珠島」全景
帯留「矢車」
世界で初めて黒蝶真珠養殖に成功した男『室井忠六(むろいちゅうろく)』
室井忠六さんとタヒチ大統領ガストン・トン・サン氏
福島県会津の出身です。室井さんはオーストラリアで白蝶パール養殖に従事する優秀な技術者でした。1960年、タヒチ政府からお声がかかり、黒蝶パール養殖に集中し、なんと、1962年に世界で初めて、黒蝶貝の真珠養殖に成功しました。今では室井さんはタヒチ政府と、フランス政府から神様のように思 われ、親しまれているそうです。
スゴイですね^v^ 東北人ですよ〜ッ!
養殖いかだと黒真珠
bottom of page